リモートワークでドライアイ増加?副交感神経にスイッチを入れよう!

NUCSS健康浴

近頃、コロナ禍の影響か、ドライアイの患者が増えているというニュースがあります。
リモートワークでパソコンやスマホを見る時間が増え、目の不調を訴える人が多くなったそうです。

目を酷使していることよりもコロナによる自由の束縛でストレスが増え、交感神経の緊張が増えていることも要因の1つのような気がします。
ドライアイもドライマウスも、粘膜部の乾きは交感神経が緊張して分泌物が止まっているためだと思います。
血流だけでなく、これらの分泌物は副交感神経が優位なとき分泌し、交感神経優位の時は分泌が抑制されます。一方で、交感神経が優位なときは拍数の増加、血管収縮、汗の分泌が生じます。

わかりやすいのは、大勢の前でスピーチをする時、緊張すると口が乾きますよね。
この現象も、緊張により交感神経が優位となり、唾液が止まってしまう現象です。この時、実は涙も止まっていて、目も乾いているはずです。
私も若い時、海外の学会で英語で講演をする機会が度々あり、特にオーストラリアでの写真学会でパネルデスカッションのパネラーに選ばれた時など、緊張して喉がカラカラでしたね。
今ではあまりそういう新鮮な経験がなく寂しいですね、歳でしょうか(78歳)。

話を戻すと、目も口腔、鼻、腸内、胃壁、肛門、肌といった部分は、人間本来が持つ粘膜や分泌物のバリアで守られているわけです。
目は涙腺があり、口の中は唾液があり、肌はセラミド皮脂が角質としてバリア機能を持っています。
肌や眼や口内を守るには適度なリラクゼーション、要は副交感神経にスイッチを入れ分泌物を豊富に出し、バリア機能を発揮させるべきです。

症状もないのに薬をたくさん常用したり、入浴では石鹸・シャンプーを大量に使って肌を荒らしていては、化学ストレスで健康から遠ざかってしまいます。
重曹とクエン酸が主成分の重炭酸温浴でしっかり30分浸かり、そのお湯で体や髪も洗ってみてください。副交感神経が優位となり、リラックスできるだけでなく、ドライアイやドライマウスはもちろん肌や髪も、勢いを取り戻していくと思いますよ。

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