熟睡に必要なのは「眠りにつく90分前の入浴」だけでは不十分?!

Bath Loss Zero

睡眠、美容、健康。これらは密接に繋がっていますが、世の一般常識になっているような事でも、結構間違った情報も多いので、理論的に正しい情報をお伝えしたいなと思い書いていきます。

まずはじめに、「眠りにつく90分前にお風呂に入ると眠りやすい」と聞いたことがあるかもしれませんが、これだけではまだまだ不十分です。

現代のお風呂には化学物質が満載です。入眠を良くするには、化学ストレスを排除し、基礎体温が上がる入浴をしなければ、入眠を良くし、熟睡することはできません。
確かに戦前であれば、石鹸やシャンプーを使われていなかったので、ゆっくりぬる湯に毎晩浸かれば基礎体温が上り、入眠時に体温の下げ幅が大きく取れ、熟睡できるようになるでしょう。
ですが、石鹸やシャンプーを使って、肌バリアを破壊し水道水の残留塩素や石鹸やシャンプーに含まれている化学物質が経皮吸収され、体はストレスから血流を下げて体温も下げてしまいます。
また、42℃以上の高い温度のお湯に浸かって温度で体を温めようとしても、42℃以上では自律神経は交感神経にスイッチが入ってしまい、体はストレスを感じ、血流を下げ、湯から出たら体は急激に体温を下げてしまいます。

人が入眠する時、深部体温を1℃近く下げて入眠します。
赤ちゃんが眠くなると体が温かくなると聞いたことはありませんか?
眠くなると体表面の血流をあげて深部体温を放熱し体温を下げて寝入るのです。
つまり、体温が高ければ高い程下げ幅を大きく取ることができるので、眠るスイッチもお布団に入るとストンとすぐに寝入ることができるのです。
逆に、体温が低い人は体温の下げ幅が取れないため、眠りに付けず、寝ても浅かったり、すぐ目が覚めて眠れなかったりするのです。

体温を上げるには、石鹸やシャンプーなどの肌バリアを破壊しない、無添加の石鹸や重曹クエン酸などの古来からの自然洗剤で体を洗ったり、入浴したりするといいでしょう。
なお、重曹とクエン酸を主成分とする重炭酸入浴剤を使って入浴するなら、就寝前90分入浴説は正しい方法になります。

「眠りにつく90分前にお風呂」と言われているのですが、化学物質満載のお風呂、もしくは42℃以上の熱めのお風呂は、体にとってはストレスです。
体は体温を下げようとするので、お風呂から出れば、体はすぐに冷えてしまうため実際の効果は出せません。
寝る90分前にお風呂に入ればいいわけではなく、どのような入浴方法なのかが重要です。

また、良い睡眠のためには、常日頃から血流を上げて基礎体温を上げておくことが大切なのです。
体温が低い人で、寝る時に冷えるからといって、靴下を履いて寝る人がいらっしゃいますが、これも間違った考え方です。
深部体温を足元から放熱して体温を下げたいのに放熱を邪魔するように靴下を履いて寝るわけですから、これでは足から体温を放熱することができず、体温を下げにくくなってしまいます。
寒いからといって靴下を履いて寝たり、温めすぎた電気毛布で眠りにつこうとするのは、体温を放熱できず、入眠の妨げになる可能性がありますのでお勧めできません。

理想は、お風呂から化学物質を排除し、基礎体温を上げておいて、自分の体からの放熱で布団を温め、入眠時自動的に放熱して体温を下げやすくし、下げ幅が大きく取れるようにすることです。
『高体温の体温放熱スイッチで就寝する』を身に付けて、より質の高い眠りを手に入れましょう。

最後に、正しい入浴習慣をまとめておきます。
・石鹸とシャンプーは極力使わない
・使いたくなってもオーガニックで週1日程度
・重炭酸入浴剤はお湯がたまってから3錠入れる
(若い方は2錠でも良い)
・重炭酸入浴剤がしっかり溶け切ってから入る
・一酸化窒素NOが最も効果を発揮する30分以上の入浴がおすすめ
(短時間だとNOを浴びる時間が短くなりもったいないと思います)

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小星 重治 プロフィール

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