重炭酸入浴剤の成分は『重曹』と『クエン酸』

NUCSS健康浴

前回、重炭酸入浴剤はとにかく溶けにくい。そのワケについてお話しました。
今回は重炭酸入浴剤が何でできているのかをお話します。

日本古来から使われている重曹・クエン酸

お客様の声はありがたいものです。

「重炭酸温浴法を続けていたら、じんわりポカポカ温まってすごく体調が良くなりました」
といった嬉しいお言葉の中に、
「排水溝からのニオイがしなくなったのも嬉しい」
というお声もありました。

そうです、良くお気づきになられました!
重炭酸入浴剤の成分は『重曹』と『クエン酸』とビタミンCです。
体の垢などの汚れはもちろんのこと、お風呂も流すだけ、スポンジで少しこするだけで、汚れも落ちて綺麗になります。

洗剤がない時代は、重曹・クエン酸で汚れを落としていたのです。
古来からの洗剤で体にも無害です。
重炭酸入浴剤は、サッと洗うだけで綺麗になってしまうという、ラクラクお風呂掃除にも一役買っているのです。

重曹はふくらし粉(膨張剤)として、パン、焼き菓子、おまんじゅうなどにも使われていますね。
クエン酸は、細胞の中心のエネルギーエンジンである、ミトコンドリアのクエン酸サイクルと親和性が高く、「疲労回復物質」としても知られています。
私どものクエン酸はトウモロコシから発酵法で作っているので、こちらも体に無害です。

まあ、お掃除が楽になるのはあくまでもオマケで、体をラクラクにしてもらうのが本来の目的です。
実は開発当初、この重曹とクエン酸を錠剤にするのはかなり大変で、自然発泡してしまい、アルミ袋がパンパンに膨れてしまっていたのです。
今まで重曹とクエン酸を一緒に固めた炭酸ガス入浴剤が登場しなかった理由に直面したのです…。

クエン酸以外にも有機酸はあるのですが、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸など石油化学合成素材なのです。
このブログで口を酸っぱくして言ってます(酸だけに?)が、化学物質は経皮吸収で交感神経を緊張させ、ストレスとなって血流を下げて体温も下げてしまうため、私としては絶対に使えない成分だったのです。
これでも写真関係では、世界初の技術を7つ開発してきた化学技術者だったので、諦めずに研究を重ねました。

その結果、コニカ時代に開発した錠剤造粒技術を応用したアイデアを使い、世界初の重曹とクエン酸の錠剤型入浴剤を完成させることができたのです!

https://koboshi.net/wp-content/uploads/2021/07/6V4A5643k_730-300x300.jpg

というわけなので、
体にも環境にも、そしてお風呂掃除にも、みんなに優しい重炭酸入浴剤です。

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