健康についての日本の常識は、世界の非常識。

想い

・42℃以上の熱いお風呂が大好き
・ボディーソープやシャンプーで毎日しっかり洗っている
・お薬は体に良いと思って飲んでいる
・定期健康診断で症状もないのに数字を気にして薬で管理している

これらの行動を1つでもおこなっている方は、何が本当の健康なのかご存じないかもしれません。
日本の健康の常識は、世界では非常識とされているのを知っていただきたい。

このブログで健康の大元を理解していただければ幸いです。

化学ストレスの存在を知るべき

「化学ストレス」と聞いて、工場の公害とかですか?なんて思った方はご注意を。
まずはお風呂の入り方に関する非常識についてお話します。

日本人は清潔好きな国民性で、毎日お風呂に入る人が多いですが、それは世界では珍しいことです。
バスタブがあっても、ほとんどはシャワーで済ませています。
そして、シャワーを浴びても シャンプーして髪を洗うのは週に3、4回くらいが平均で、からだの汗を流す程度のシャワーがほとんどです。
日本人のように、化学物質の入ったボディーソープをたくさんつけて体を丁寧に洗い、シャンプーで髪も毎日必ず洗うという習慣は、世界的に見ても珍しいのです。

その昔、戦後まもなく登場したシャンプーの広告は「月に1、2回は贅沢にシャンプーしましょう」でした。
いつの間にか回数がどんどん増え、今では朝シャンが常識となり、1日に最低1回。朝シャン派は2回もシャンプーする生活になったようです。

そしてこれらの化学合成洗剤を使い続けることで、様々な弊害が起きています。
大切なお肌を守る角質皮脂バリアの皮脂を洗い流し、バリアが破壊され、この壊れたバリアの隙間から、ボディーソープやシャンプーの化学物質や残留塩素を経皮吸収し、皮下脂肪に蓄積し続けている人が大半です。
生まれてからその習慣を毎日おこなうと、10年15年経ち、皮下脂肪に蓄積した化学物質が常時体に『化学ストレス』を与えるようになります。
また、42℃以上のお湯につかることも、体にとってはストレスになっているのも忘れてはいけません。(お風呂は必ず41℃以下で入りましょう)
すると四六時中、副腎皮質からコルチゾールなどのストレスホルモンが体をめぐり、血液に乗って脳の海馬で吸収され、若年性鬱や認知症、パーキンソンなど精神疾患を引き起こすと言われています。

世界では、IMEなどの世界的な週刊誌が、このようなボディーソープやシャンプーのバリア破壊の害を指摘し「ボディーソープやシャンプーを使うのは1か月に2、3回にしなさい」と説いています。
米国や欧州では、殺菌剤入りの液体洗剤やシャンプーが全面販売禁止となり、今ではドラッグストアにオーガニックの石鹸やシャンプーしか売っていません。
入浴、シャンプーの主流は、いわゆる湯シャンと呼ばれる『NO-POO(ノープー)』か『オーガニック』に変化しているのです。
ノンケミカル洗浄が主流になり、お湯だけで汚れを落とすことが世界の常識になりつつあり、少し高いけどオーガニックを使うという時代に突入しています。

このことは、私のブログで口酸っぱく言っておりますので、ご理解いただいているかと思います。
ですが、まだまだ石鹸・シャンプーは手放せない人が多いようですね。

薬は猛毒?

2つ目の非常識は、薬に対する考え方です。
薬の常用も、健康維持の観点では経皮吸収と同じで、体内に薬が残存し、体にストレスを与え続けることで血流を下げてしまい、健康を害してしまいます。

世界では、薬は”猛毒”であり、むやみやたらに飲まない・与えないというのが常識になっています。
大英博物館には、昔の人が飲んでいた薬が14,000袋も展示され、薬は過去のものとされているのです。
世界では薬は緊急時に命を救うために飲むもので、毎日常用するものではないということが当たり前になっています。

なぜなら、体内の生体反応では3,000もの酵素や数万種類ものたんぱく質が合成されて健康が保たれ、生活が成り立っています。
血圧の薬でも胃の薬でも化学物質ですから、これら数万のタンパク質の合成に影響しないものはありません。
薬は症状をとりますが、これらのあらゆる生体の酵素やタンパク質合成に影響してしまい 何らかの副作用を起こしているのです。
その結果、ちょっとでもふらつきが出れば、そのふらつきに対して薬が出され、薬がどんどん増えていってしまうのです。

フィンランドやヨーロッパの調査では、
・定期検診で血圧や血糖値やコレステロール値などを医者が数値管理をしたグループ1,500名
・検診もせず数字も調べず医者にも行かない無管理グループ1,500名
この2つのグループを15年追跡調査した結果…
医者が検査と薬で管理したグループの死亡率が2.5倍高かったと言われています。
つまり、検査で出た数値を薬で管理するより、何もせずに放っておいたほうが長生きするということです。
ヨーロッパでは「高齢者は薬をやめれば病気は治る」というぐらいに言われているのです。

そのことからも、医者もドクターズルール425という形で、ホームドクター制を採用し、手術や薬を使わずに生活習慣指導をして、病気にならないからだをつくるようにしています。
家庭の医療費が少ない程、医者の保険点数が上がり、医者が儲かるという税金の使い方になっているのです。

日本では「歳をとれば病気になるのは当たり前」という考え方が蔓延しており、症状が無くても1割負担だから医者に行って、何か薬をもらおうという高齢者が多いのです。
わずかな不調でも病院に行き、毎日薬をもらって飲むのが生活習慣になり、常識にもなってしまっています。

日本における健康診断の弊害

厚労省が必ずしも、国民の健康を管理し医療費を下げようなどと思っているかというと全く違います。
厚労省の天下り先のほとんどは製薬会社や医療団体です。
病気になって医者に通って、薬を沢山飲んでいただかないと困るのが医療業界なのです。

「早期発見が大切だから」と健康診断を会社に義務付け、血圧や血糖値やコレステロールを数字で管理。
今では全く根絶してしまった結核などないのに、毎年若いうちから肺のレントゲン検査を義務つけるなど言語道断。
胸の放射線被ばくの方がよほど害があるに…と思う次第です。

病気が嫌がる健康体をつくるのが先なのではないかと思うのです。
歳を取ったら、血圧も血糖値も上がって当たり前です。
歳を取れば血管がゴースト化(20代の時に比べて70歳は4割も毛細血管がなくなります)し、血が全身に巡らなくなりますから、血圧を上げて体中に血を巡らせようとするわけです。
例えば、キリンは心臓から頭へ1m以上血液を上げなければならず、血圧は252もあります。
ヨーロッパでは血圧は年齢+90が基準とされています。77歳の私なら「血圧が170あっても当たり前」と言うのが常識です。

血糖値も年をとればインシュリンは出難くくなるのが当たり前です。
体温を感知してインシュリンを出しているので、体温が下がるとインシュリンが出なくなり、血糖値が上がってしまいますが、それは歳を取れば起こる自然な現象です。
年をとったら、消化の悪い玄米などを食べて、遅れて出るインシュリンに併せて玄米の糖が消化されるようにして、いきなりラーメンを食べたりすることなど控えれば健康になれるのです。

年齢制限も取っ払って、血圧は高齢者でも140は高いと決めつけ薬を売るのはどうかと思います。
薬で血圧を抑える降圧剤は、心拍数を抑えたり、水分をとって血液量を下げて圧力を下げさせます。
そうすると血液はドロドロになります。
血液がドロドロになれば不整脈が出て「じゃあ今度は血液をサラサラに」にということで、ワーファリンなどの抗血栓薬を処方されます。
(これを飲んでいる人は、手術をするときには必ず医者に伝えなければ死んでしまいます、なぜなら血液がサラサラになっているため、血が止まらなくなるからです。)
そして血糖値が高ければ、血糖値を下げる薬を処方されます。
どこか痛みが出ていれば、痛み止めの薬を出しますし、そこに胃腸薬もプラスされ、大量の薬を飲むことになります。

薬は適材適所で使うこと!

もちろん、薬の大切さは私も良くわかっています。
昔、私の長女が中学3年生の時、危篤に陥ったことがありました。
血管の中に細菌が発生、白血球の量が少なくなってしまう病気でした。
危篤といわれ、先生に薬を変えてくれるよう頼み、その結果症状が良くなり助かったという経験があるのです。
ですので薬の大切さはよくわかっているのですが、それは緊急性の高い時にこそ必要なものです。

皆さん、薬をもらうことをありがたいと思っていると思いますが、薬は猛毒と思って飲んでください。
「薬は毒」だという考えを持たなければいけません。
薬は病気を治すものではなく、症状をその場限りで取っているもので、症状が起こっている原因は治してはいません。
根本的な解決にはなっていないということを忘れてはいけません。

健康で特別症状も無いのに、検査値だけを見て薬を飲んでしまうということは、体にとって良くないことです。
薬の成分は3日ほど残留期間があります
毎日のように薬を飲んでしまうと、どんどん体内に蓄積されることになります。
それが化学ストレスとなり、様々な生活習慣病が引き起こされる可能性が出てきます。

「医者は薬を飲むのか?」「薬剤師は薬を飲むのか?」と言われたら、医者や薬剤師は薬を飲みません。
薬は毒だというのを知っているからです。
健康のためにとゴルフをしているのに、ホテルの朝食後みんな揃って薬を飲んでいる…これは異常です。

日本の医療制度は間違っている

最後の3つ目、医療制度に関する非常識です。
日本のかかりつけ医は、近所にある行きつけの病院といったイメージですね。
世界ではホームドクター制になっており、まず病気や怪我をしたら、最初に相談する医師が存在します。
ホームドクターの問診やアドバイスで、比較的軽症なら家庭で様子をみても大丈夫だと判断してくれて、重病だと判断した場合は専門医を紹介してくれます。
的確な判断をしてくれるため、過度な治療や、必要以上に高額な医療費にならないようサポートしてくれるわけです。

また、国民が平均してこれぐらい医療費を使うだろうと言う予算を組み、その予算よりもその家族の医療費が少なければ医者の報酬がアップする仕組みとなっています。
つまり、医療費を少なく済ませた方が、医者として儲かる仕組みです。
これも薬に関する常識と繋がってくるのですが、緊急時以外は薬を極力使わない方が良いという常識が根付いているのです。

日本の年間の医療費は40兆円にものぼり、年々増え続けていますので、日本もいつかはホームドクター制にして、医療費を削減していかなければならないと思います。
2021年の、年金、医療、介護などの社会保障給付費は、123兆円余りで過去最高となっています。
今は衆議院選挙前で10万円の給付金を出すといった話も出てきていますが、すでに国の借金は1100兆円あり、今回の一連のコロナ対策に160兆円も既に使っています。
そんな財政の中で、若い方たちは「日本はこれから大丈夫なんだろうか」と心配される方も多いのではないでしょうか。

国民が健康であれば、こういった社会保障費はかなり減らせるものです。
歳をとって健康であれば働き口も見つかり、働けば年金は当面払わなくて良いことになり大幅に減額でき、収入があれば消費もできて税金も払えます。
80歳定年制が実現し、3割が現役で働ける健康社会が実現すれば、年間30兆円程度がセーブでき、40年程度で国の借金も返済できるというものです。

ですが今の日本は、朝病院に行くと、お年寄りたちが待合室に溢れ、毎日のように薬を貰い、むしろそれが日課になっていると思います。
薬が毒だということは知らずに、薬はありがたいものと思い、楽しみにしている人までいるかもしれません。
そういった環境は、薬は毒であるということを理解しなければ、正していくことは難しいでしょう。
考え方を変えなければいけません。

薬漬けにされた自分の親が、病院でパイプで繋がれ栄養補給で生かされていたら、あなたはどう感じるでしょうか?
寝たきりで生きていたら、骨と皮だけになり、床ずれで背中は痛々しい限りです。でも病室はこんな方でいっぱいです。
ただただ生かされて、医療業界のために生きながらえている姿だとしたら、決して良いものではありません。

健康の大元を知ってほしい

世界には寝たきりなどという人はいません。
食べられなくなった時、それは神様から召される時だという考え方で、パイプでつながなければ自然に亡くなります。
日本の医療はパイプでつないで生かした方が、医療点数が高いのです。ですから、すぐ栄養補給をするためにパイプでつないでしまいます。
これで延々と何カ月も何年も生かされることになってしまうのです。

最後まで元気で、健康な状態で、朝ご飯食べてたじっちゃん、夜に死んだよ。
そんな寿命を全うする、人間本来の姿に戻したい。つくづくそう思います。

日本の常識を変えるためには、正しい知識を身に付けなければなりません。
そのためには、世界へ目を向け、一人ひとりが考え方を変えていかなければ、明るく健康な未来はやってきません。
若い方であればより健康に、私のように歳を取ってからでも遅くはありません。
長寿大国ニッポンが、本当の意味での”健康”長寿大国になれるよう、少しでも私の声が日本の皆さまに届くことを願うばかりです。

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小星 重治 プロフィール

社会保障費圧迫、国家財政破綻を救うためには、高齢者が病気にならないノーベル賞並みの重炭酸温浴健康法しかない。定年制廃止と併せ、30兆円を生み出そう!

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