薬の飲みすぎはナゼ危険なのか?

想い

薬というのは、体の自然な解毒作用(肝臓や腎臓などでの解毒)を超えてオーバーフローした残りの成分【 体に残留した薬成分 】 が効果を発揮できるように、多めの量を飲むよう設計され、効能が現われるようにできています。
効能と言っても、咳を止めたり、熱を下げたり、痛みを和らげたり、下痢を止めたり…..と症状が消えればそれで良く、咳が出る原因を取っているわけではありません。
そういう風に、薬は根本原因を治しているわけではなく、症状を消し和らげ、抑えているだけで病気を治しているものではありません。

例えば血圧を下げる 降圧剤 は血液中の水分を脱水させ血流量を減らして圧力を下げたり、心臓のパルスを下げて血液を押し出す量をセーブするなど、ただ血圧が下がれば良く、血圧を上げている原因を取り払うわけではないのです。
血圧が上がる原因すら未だにわかっていないのですから、ただただ血圧という数字を下げているだけで、それが健康に良いかどうかは関係ないのです。

下痢をするのは、何かを排出したいから下痢をするわけです。
自分の体に合っていないものが入ると必然的に下痢をしてしまうわけです。
睡眠薬は、覚醒している神経を抑えて眠らせています。
睡眠の脳波とは全く違う脳波で覚醒を抑えて眠らせているだけで、健康に良いかどうかは別なのです。
咳が出るのは、気道に侵入した異物を吐き出そうとしているわけですが、咳をしなければならない喉の炎症を知らせているわけです。
痛み止めは、血流を止めて痛みを和らげています。
痛みの起こる原因は「血流を上げて!」との叫びですから、薬は全く逆のことをやっていますね。

薬を飲む前に痛みの根本的な原因は何なのかを考える必要があります。

我々の体は毎日22,000程のタンパク質を作っていますが、化学物質である薬を飲めば、タンパク質や酵素、ホルモンを作る生体化学反応に影響を及ぼしてしまいます。
それが薬の副作用です。
薬は副作用を前提に、それでもなお、症状を消す効果を優先してリスクを覚悟で飲みなさい。というものなのです。
薬で症状を和らげるだけなら良いのですが、それ以上に他の部分に副作用が出てしまうわけです。

たまに飲む分にはまだ良いですが、毎日毎食のように服用し続けることはあまりお勧めできません。
ただ、血液に細菌が入ってしまい白血球が異常な値となって、危篤になったような場合には、抗生物質などは一気に細菌を殺菌し命を救う手立てになります。
薬が一概に悪いわけではなく、自分自身でよく勉強をして、命を救うものでもあることを理解し、薬の良し悪しを知ったうえで自己責任で使う必要があります。

肝臓と腎臓で処理できる以上の成分をオーバーフローさせて薬の効果を出すことや、残留期間が3日間程あることも覚えておきましょう。
毎食後に薬を飲み続けていれば、その影響がどんどん蓄積して体のどこか別の部分に副作用や不調が出てしまいます。

薬の飲みすぎには注意しましょう。

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