体の毒素を排出する、いわゆるデトックスするには、一体何をすれば良いと思いますか?
運動する、水分を摂る、食事に気を付ける、腸内環境を整える、サウナに行く…
皆さんいろいろと試されているようですが、デトックスには血流を上げることが一番だということを頭に入れておいていただきたいです。
記事の目次
動脈を流して静脈も流す
老廃物を流すのは基本的には静脈です。動脈は心臓の力で流れますが、静脈は動脈が流れれば動きやすくなり、筋肉が流してくれます。動脈が流れれば静脈も流れやすくなり、老廃物を運ぶリンパの流れも良くなるのです。
女性は筋肉が少ないため、静脈が流れにくくリンパの流れも悪くなりがちです。むくみなどは、静脈やリンパの流れの悪さの現れです。朝起きて、顔や足がむくんでいたり、なんだか疲れが取れないという時は、静脈やリンパの流れが悪くなっている可能性があります。
特に立ち仕事をされているレジ作業の女性や理容業の方、またパソコン作業で一日中座りっぱなしの方など、足に血流が滞り、むくんでしまうことが多いと思います。
それらを改善するためには、血流を上げて静脈を流さなければなりません。これがデトックスです。
血流を上げるのに最適なのは重炭酸温浴
血流を良くするには運動やサウナなどがありますが、かえって疲れがたまることもあるため、お湯に浸かっただけで、副交感神経がスイッチオンになり、一気に4、5倍に血流が上がる重炭酸温浴が最適ではないでしょうか。
重炭酸イオンが血管に浸透すると血中の酸素と重炭酸イオンのガスバランスが崩れ、生体恒常機能が働き、血管内皮からNO(一酸化窒素)が分泌され、毛細血管が拡張し血流が増加し体温も上昇します。
重炭酸イオンのお湯に浸かれば浸かるほど、血流が流れやすくなり、ゴースト化した毛細血管が蘇り、細胞の末端まで栄養、酸素、酵素やホルモンが届き、老廃物も回収されリンパが流れ排泄が促進されるのです。
酸素や栄養供給も老廃物の回収も、全て末端毛細血管の血流が流れて初めて促進され、体調が整ってくるのです。
浸かれば浸かるほど良い
夏は36℃〜40℃、冬は38℃〜41℃以下、心地良い少しぬるめの温度で重炭酸温浴をしながら、ふくらはぎなどをマッサージしてゆっくり30分浸かってみてください。可能ならスマホをジプロックに入れて動画を見ながら1時間入ってみてください。
ドイツの医療泉では、毎日35℃くらいのぬるい温度の重炭酸温泉のプールで水着を着て9:00から12:00まで3時間浸かり、4週間湯治であらゆる病気を治療します。浸かれば浸かるほど、有酸素運動や透析のような健康風呂なのです。
注意点は、この時に化学洗剤やシャンプーを使ったり、市販の化学成分満載の入浴剤を混ぜたり、お湯の温度が42℃以上になると、ストレスによって交感神経がスイッチオンになり血管が収縮し血流が止まってしまいます。
お風呂で化学ストレスを感じないようにしてくださいね。
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