なぜ病気は増える一方なのか。医聖からの警告「人は自然から遠ざかれば病気に近づく」

想い

2,500年前の紀元前4世紀、西洋医学の父として名を知られる古代ギリシャの医聖ヒポクラテスの言葉。
【人は自然から遠ざかれば病気に近づく】

戦前は結核や赤痢、マラリアなど細菌性の病気が主でしたが、戦後は戦前にはほとんど存在しなかった糖尿病やがん、アトピーなどの生活習慣病が急増しました。医学が進化・発展しても、病気は治らず、難病化し増加するばかりです。
生活習慣病といわれても、運動、食事、禁煙などいくら努力してもがんを防ぐことはできず、2人に1人がかかるといわれています。また、若者の自殺やうつ、高齢者の認知症、1億総ストレスなど、肉体や臓器だけでなくメンタルも破壊されつつあります。

戦後に現れた経皮毒

戦前と戦後で何が大きく変わったのでしょうか?やはりヒポクラテスが言うように、自然から遠ざかったことが原因で、化学物質の氾濫が影響しているのではないでしょうか。

食品添加物や農薬、サプリメントなど、食事を通じた化学物質の摂取や薬の使用、冷蔵庫がなかった時代は塩蔵品で保存していましたが、今は保存食の殺菌剤など食品添加物の多用で経口化学物質の増大があります。しかし、経口毒は肝臓や腎臓で解毒できるため、よほど毎日大量に連続摂取しない限り、経口毒は90%解毒できるはずです。このため、これほど多くの病気を招く原因とは思えません。

では、他に自然から遠ざかったものは何かを考えると、経皮毒が挙げられます。肌は外敵から体を守るバリアとして機能し、汗腺や皮脂腺があり、汗が出ることからもわかるように、皮下の毛細血管と直結した良好な吸収体でもあります。そのため、経皮毒が心配されます。化学物質は皮下脂肪に溶解しやすく、経口毒に比べて経皮毒は解毒機能がないため深刻です。
また、肌の表面組織は口腔内や腸内と同じく1兆個の常在菌が守る免疫組織でもあり、大面積の肌を晒す入浴習慣の変化は、食生活習慣の変化よりも解毒できない面で深刻です。

主な要因は水道水の塩素と界面活性剤入の化学洗剤

戦後、全国に上水道が普及し、昭和32年の水道法で高濃度の塩素殺菌剤が添加された水道水が導入され、家庭に普及しました。それだけでなく、1975年頃から高度に洗浄能力が高まった界面活性剤入りの合成化学洗剤やシャンプーが普及し、清潔好きな日本人は毎日石鹸やシャンプーで徹底的にお肌や頭皮を洗う朝シャンが流行しました。

それまでは固形の天然石鹸で肌荒れやバリア破壊の問題もありませんでしたが、肌バリアを形成する皮脂や皮脂膜が合成界面活性剤で抜かれ、バリアが破壊され、クラックが空き、その隙間から残留塩素や合成化学洗剤、シャンプーの化学物質が経皮吸収され、皮下脂肪に溶解・蓄積します。

この化学物質は自律神経を交感神経のストレス優位状態にシフトさせ、解毒できない皮下脂肪のケミカルストレスは常に血管を収縮させ、血流を低下させます。結果として国民の体温が1℃も低下してしまい、体温の低下は代謝を下げ、デトックスを減少させ、免疫や酵素の働きを奪い、生活習慣病の病巣である冷えを生んでいるのではないでしょうか。

化学ストレスの無い生活へ

人間の歴史は300万年にもなるのに、化学物質が一般家庭に広まったのは1975年頃からのわずか60年ほどのことです。欧米人が体温が高く、睡眠時間も短いのは、化学洗剤をあまり使用せず、シャワーで済ませるためです。体が臭ったら香水をつければよいとされ、また水道水の塩素がほとんどない0.1PPM以下という添加基準で家庭のシャワーに塩素が届かないという幸運もあります。

一方、日本と韓国は清潔好きで化学洗剤で徹底的に洗う国民性であり、水道水の残留塩素添加基準がGHQの命令で0.1PPMという上限の高濃度添加がされています。その結果、危険な殺菌剤によって破壊された肌バリアの上から毎晩化学物質を浴びることになり、皮下脂肪に化学物質が蓄積し、心と体の病が増大しています。

だから、石鹸やシャンプーは極力やめましょう。全国民にそう訴えたい。戦後の無警戒に体を化学洗剤で洗い、高濃度の塩素を浴びる生活習慣が病気を創るのですと、大きな声で問いかけたいです。塩素は必ずカットしましょう。

それには塩素除去カートリッジの利用も良いですが、お風呂やシャワーでは水が大量過ぎてカートリッジはすぐに使えなくなってしまいます。もっと簡単に化学洗剤不要で塩素もカットし、自然に近いお風呂やシャワーが浴びられる入浴法があります。家族で使う場合、1日たった200円ちょっと。追い炊きすれば何度でも同じ効果が得られます。家族が2日間入浴すると1日たった100円しかかからないのです。家族3人なら、その1/3です。家族が増えるごとにコスパはよくなります。

化学洗剤不要で塩素も除去できる純正重炭酸オールインワン入浴剤は、主成分重曹とクエン酸とビタミンCだけで構成され、目に入っても口に入っても安全な自然処方の入浴剤です。純正重炭酸入浴剤でシャワーも浴び、現代病を撲滅しましょう。必ずできると私は信じています。
私はこの16年間薬を飲んだことも風邪をひいたこともなく、コロナにもかかっていません。体温は37℃に近いです。体温を上げることが重要です。体温を1℃上げましょう。

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小星 重治 プロフィール

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