地球ができて40数億年。
人間もはじめは、RNAウイルスのような変化しやすい微生物からDNAができ、何億年もかけて、植物であったり動物であったり様々な種を産み出してきたわけです。
私がいま命があるという事は、地球誕生以来、この進化が一度も途絶えなかった証であり、喰うにも困った飢饉などもあった事だろうに、結婚前に誰も死なずに命を繋いでくれた何億人もの祖先達に感謝したいです。
その間、何億年もの間、つい戦前まで自然の中の生活であったのが、戦後我々の生活は一変し、化石燃料や化学物質が普及しました。これがおよそ70年になります。
「人は自然から遠ざかるほど病気に近づく」はヒポクラテスの名言ですが、戦後急増したがんや糖尿病などの生活習慣病や心疾患、うつや睡眠障害ストレスなどは、皆ヒポクラテスの教え通り、化学物質の影響だと思うのです。
しかし、誰もそれは疑わず、化学物質を愛用してしまっているのです。
体内へ取り込まれる化学物質は主に、経皮毒、経口毒、経気道毒と経路によって分けられます。
経口毒や経気道毒は体内の解毒機能で90%は解毒できるのですが、肌から吸収され、皮下脂肪に溶解蓄積する経皮毒は90%が解毒できず、常時交感神経を優位にしてストレスホルモンを分泌し体と脳を破壊し続けてしまうようです。
本来、経皮毒も角質皮脂バリアがお肌からの化学物質の侵入による経皮吸収を防いでいるわけですが、その肌バリアも石鹸シャンプーといった界面活性剤によって、皮脂セラミドが抜かれ、バリア皮脂が壊されてしまいました。
そして、そのクラックから水道水の残留塩素や石鹸シャンプーの化学物質、色や香りが付いた入浴剤の化学物質などが容易に侵入し、皮下脂肪に溶解蓄積してしまうのです。
特に日本人は清潔好きで毎晩たくさんの泡で体や髪を徹底的に洗う習慣があります。石鹸シャンプーで、肌バリアを破壊し、この経皮毒を浴びやすいのです。
欧米人はシャワーですが、シャンプやボデイソープも1週間に2、3回で、身体が匂えばコロンを付けるのが習慣のようです。
私が小学校に上がるころ、村に水道が引かれ家に塩素が投入された水が来るようになり、それまで井戸水であったのが水道水のお風呂になりました。
高校卒業のころでしょうか?それまでは天然の固形石鹸でしたが、液体洗剤が出現し、家のお風呂で使われるようになりました。
今の子供たちは、生まれた時から高性能なベビーソープやシャンプーで肌のバリアを破壊し経皮毒を浴びてしまっているのです。
赤ちゃんの角質皮脂バリアは大人の半分の厚さ、しかもセラミドが少なく、毛穴や汗腺は大人並みの数があります。面積が小さい分、穴だらけで皮下脂肪がたっぷり。経皮毒から見ると無防備なお肌なのです。
赤ちゃんには絶対に化学洗剤の液体石鹸やシャンプーを使ってはいけません、と叫びたい。(もちろん大人も極力使わないように)
戦後、医療費が100億円程度だったころから現在は43兆円を超え、介護費も23兆円、健康ブームですがだれも健康にならず、医療費はうなぎ上り、簡単な冷えさえ治らないのが実情です。
これらは皆、現在の入浴習慣によって肌バリアが破壊されたことによる経皮毒が原因なのではないかと私は考えています。
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