先日「なぜファンデーションをつけるのか?」という疑問を女性陣に投げかけたら…
「当然つけるのが常識。隠さないのは礼儀に失する」といった答えでした。
化学物質の化粧品をつけるよりも、何もつけない方が当然良いですが、化学物質は身近にあって使うのが当たり前になってしまっていますね。
昔は化学物質など無く、それで問題なかったはずなのです。
化学で肌や髪を調整しようというのが、そもそも間違っているのではないでしょうか。
記事の目次
化学物質が身近な存在になった歴史
1960年代後半から、誰もが家庭で泡立ちの良い界面活性剤入りの液体シャンプーを使って毎日髪を洗い出すようになりましたが、それまではどの家庭にもシャンプーなんてありませんでした。
戦前は水道が普及していなかったため、洗髪は週1回ぐらいでしたし、江戸時代では月に1回ほどだと言われています。歴史的に見れば、シャンプーが存在しない時代のほうが何万年も続いてきたのです。
昔の人が不潔だったわけではなく、健康な人の肌は約28日でターンオーバーがおこり、古い角質や皮脂は垢となって自然にはがれ落ちるので、水やお湯だけで髪や頭皮を洗っても綺麗になるという、生まれ持った素晴らしいバリアを持っていたのです。
しかし、戦後に0.1ppm以上という上限のない世界一高濃度の塩素殺菌剤を含む水道水が日本全国に張り巡らされました。
体を守る天然バリアのセラミドや皮脂は、塩素、石鹸・シャンプーによって溶解していきます…。
さらには液体洗剤や化粧品の殺菌剤が肌を守る常在菌まで破壊し、化学物質が皮下脂肪に蓄積し、四六時中交感神経を緊張させています。
その結果、ストレスホルモンが血管を収縮させ、血流を下げ体温が下がり、免疫力も弱まって、戦前全くなかった生活習慣病が急激に広まってしまったのだと思います。
冷えが不調や不定愁訴を起こし、難病へと進めてしまいますが、この「冷えは万病のもと」という論文は日本にしかないことから、日本の国土病と言われています。
人の体は何代もかけて、その時代の季節や天候、自然に対応するよう遺伝子が変化しながら進化していきますが、化学物質が出現してまだ2世代。化学物質に強い体やお肌や髪になるには、まだ2、300年はかかるでしょう。
化学物質がもたらした生活習慣病
戦前、がんは4%しかならない病気だったのに、今は2人に1人もがんになります。糖尿病は生まれつきの1型以外はほとんどありませんでした。
昔は脳溢血といった脳内出血で血管が破裂することが主だったのですが、今は心筋梗塞、脳梗塞といった、血管が詰まって起こるのも、これは血流が悪いからなのです。
足のかかとが固いのも、血流が低いと組織は繊維化して硬化します。血流が低い冷え症だから心筋梗塞、脳梗塞などで詰まるのです。
戦前はドラッグストアなんて無かったので、漢方以外は化学物質など無かったのです。
化学物質との向き合い方
近年、世界中で化学物質による経皮毒の危険性を警戒する動きが見られます。
TIME誌などの欧米のメジャーな雑誌や新聞では「入浴の際に液体石鹸やボディソープを使うのは月に1~2回にしなさい」という医師の警告が大々的に掲載されています。
2016年9月2日、米国FDAによって「トリクロサン」など19品目の衛生用品や化粧品に使用する殺菌剤が禁止され、液体洗剤やシャンプーなどは一切姿を消し、自然由来のオーガニックなアイテムが主流になっています。
これを受けて日本でも家庭用品800品目の液体石鹸やシャンプーなど、他の成分に変えるように通達が出されましたが、禁止されたわけではないため、まだまだ化学物質を使った商品がドラッグストアには溢れています。
界面活性剤未使用とか、シリコンフリーのボタニカル系オーガニック商品もありますが、化学物質が必ずしもゼロというわけではないです。
また、女性の粘膜質の経皮吸収は腕や背中の42倍も吸収しやすいので、吸収性ショーツやナプキン、タンポン、また赤ちゃんのおむつなども 化学繊維や化学物質の波動を感じ、体は影響を受けてしまいます。
環境にも人にも優しい、化学物質を使わない習慣が世界の主流になってきており、いずれ日本でもそれが当たり前になる時代がやってくるでしょう。
石鹸・シャンプーでバリアが壊れて弱くなっている肌に、さらに塩素の水道水で入浴し、着色料や香料が入った化学物質満載の入浴剤を入れ、お風呂から出たら化学物質の入った化粧品を使う…
こういった化学物質の負のサイクルに、そろそろ終止符を打ちませんか?
大手流通のイオンなども「なくす109」として不要な成分109を公表し、入れない、売らないを標榜し始めています。
弊社も、NUCSS(ナクス)健康浴として 石鹸・シャンプーを使わないで入浴やシャワーができて、色もニオイも塩素もゼロにします。
塩素を除去し、化学物質を使わずに汚れを落とし、人間にも環境にも優しい入浴ができる画期的なテーマの提案です。
これを実践して温浴効果で血流が上がって代謝が良くなれば、身体に蓄積している化学物質も数ヶ月でデトックスされ、人間本来のバリアが復活してきます。
人間が生まれ持った素晴らしいバリアを、我々の手に取り戻しましょう!
コメント