今、日本では生活習慣病が蔓延し、医療費は47兆円、このままでは社会保障が破綻します。例えば、2人に1人ががんにかかるとされ、1億総ストレス社会とも言われています。
日本では糖尿病または糖尿病の可能性がある状態の方は約2,000万人。高血圧患者数は約4,300万人と推定されています。何かがおかしいと思いませんか?
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戦前には現代病はほぼ無かった
戦前の日本人は、ストレスといえば借金、リストラ、夫婦喧嘩くらいで、病気と言えば結核、赤痢、マラリアなどほとんどが感染症でした。ガンや糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、認知症、アレルギー、アトピーなどの生活習慣病は稀で、ほとんど存在していなかったのにです。これらはすべて戦後の生活習慣病といっても過言ではない気がします。
この生活習慣病の基になる戦後の生活習慣には何か原因があるはずですが、特定されていません。戦後何が変わったのか?その生活を改めれば、現代病にはならないはずです。
ストレスの原因は経皮毒
夜中まで起きている夜更かしや寝不足でしょうか?仕事のしすぎやストレスでしょうか?
2006年以来、私は新潟大学の元名誉教授安保徹氏に免疫学と自律神経について教えを請い、師事しました。先生は「すべての病気は低体温、低血流、低酸素から来る」とおっしゃっており、その原因は働き過ぎによるストレスだと説明していました。しかし、仕事がつらい方だけでなく、普通のストレスがない方もがんや生活習慣病になることがあります。私は、メンタルよりも、無意識の自律神経が交感神経優位になり、電磁波や化学物質などが体に触れることが原因ではないかと考え、研究を進めました。
口から入る化学物質、例えば食品添加物や薬は肝臓や腎臓で分解し解毒できますが、大面積のお肌からの経皮吸収はどうでしょうか?皮下脂肪に溶けた化学物質は解毒できないといわれています。
お肌は汗が出たり、貼り薬があるくらいの良好な吸収機関ですが、経皮吸収による毒は、ケミカル波動で自律神経が交感神経にスイッチが入り、入浴しても塩素や化学洗剤、入浴剤のケミカル波動で体がストレスを感じてしまいます。
戦前の入浴は井戸水で洗剤などがなく、自然入浴でしたが、戦後は各家庭に水道が普及し、殺菌剤である残留塩素が高濃度に添加されました。さらに、1975年頃から合成化学洗剤が登場し、毎晩体を石鹸やシャンプーで洗うようになりました。
この合成界面活性剤が角質や皮脂バリアを剥ぎ取り、強固なバリアが破壊されました。そのため、水道水の高濃度残留塩素や化学洗剤、シャンプーの化学物質が経皮吸収され、皮下脂肪に蓄積される結果を生んでいるのではないでしょうか。皮下脂肪に溶けた化学物質は四六時中交感神経を優位にし、体にストレスを与え続け、副腎皮質からはストレスホルモン・コルチゾールが分泌されます。
この「ストレスホルモン・コルチゾール」は血中を巡り、海馬で吸収されて脳を破壊し、メンタルを傷つけます。これが1億総ストレス社会や冷えが毛細血管をゴースト化させ、様々な生活習慣病の蔓延の原因になっているのではないかと思います。
風呂で失われる健康「バスロス」
皮下脂肪に蓄積された経皮毒や化学物質は解毒しづらく、常にストレスの基になり、このストレスによって血管が収縮し、血流が低下すれば、毛細血管はゴースト化し代謝が低下し、様々な生活習慣病の引き金になっているのではないかと思うのです。
合成化学洗剤やシャンプーは、大切な人の肌のバリアを破壊し、洗いすぎる危険な化学成分です。それを当たり前のように毎日お風呂で使ってしまい、また、水道水の残留塩素まみれの湯船に浸かっています。これを私は「バスロス」と呼び、人々に洗い過ぎの警告を発信しています。
すでに海外では、オーバーバッシング(洗いすぎ)は常識で、ノーシャンプー(NO-POO)文化が広がっています。一方、重炭酸入浴剤の重曹とクエン酸は体に優しく、必要なセラミド皮脂はそのままに、本当に洗浄しなければいけない汚れや古い角質(垢)のみを洗うことができます。
私が提唱する「バスロスゼロ重炭酸入浴」は、入浴と同時に自然洗浄も可能にした、新しい入浴習慣です。
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