「体温を1℃! 上げなさい」という、私の著書があります。どんなに良い食事やサプリをとったり、運動をしても、体温が低くてはすべて無駄です。栄養も酸素もすべて血流が運んでいますから、低体温=低血流では意味が無いのです。
健康のバロメーターは体温なのです。この本にその理由が書いてあります、そして簡単に家庭で体温を1℃上げることができる方法も書いてあります。
2021年2月からダルビッシュ有選手が、私が開発した重炭酸入浴剤やこの著書をXなどのSNSで何度か書いてくださいました。
これはPRでも何でもなく、ただダルビッシュ有選手が自ら気に入った本当に体に良いものを紹介しているだけで、彼は今でも使い続けてくれており、ありがたい事なのです。
本はこれ。
体温を1℃! 上げなさい https://t.co/t8rb7iZhZ2
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) February 17, 2021
その中で「ここ3年近く、入浴剤はこの重炭酸湯を使っています😄 色々試した中でなぜかこれに落ち着いていたんですが、数ヶ月前に重炭酸についての本を読んでからより使うようになりました!
本当に身体が温まるので冷え性の人にもいいかもしれませせん。」
と書いてくれています。ただ何となく重炭酸温浴をするのではなく、どういったメカニズムで血流が上がるのか?を知ると、より有効な入浴法が学べるのかなと思います。
睡眠の質を良くするのも体温が重要
なぜ私が「体温を1℃! 上げなさい」と言うのか?その理由を、ご理解いただけたらと思います。
体温が1℃上がると何がどう変るのか。その変化や効果は様々あるので少しずつお話していきますが、まず睡眠の質が良くなることから説明しましょう。
睡眠を良くしたい人は、すでにネットなどで調べていらっしゃって、「朝起きたら日光を浴びると睡眠が良くなる」という情報を見た方も多いかと思います。脳内でセロトニンが分泌され、睡眠の予約スイッチが入るという説です。また、「寝る90分前にお風呂に入ると入眠しやすい」といった情報も見たことがあるのではないでしょうか?
どちらも良さそうですが、不十分と言えるでしょう。私が睡眠の質を良くするために意識しているのは、ずばり「睡眠体温スイッチ」です。
赤ちゃんが眠くなると体が熱くなりますよね、眠る前に、体表面の血流を上げて深部体温を肌から放熱し、体温を1℃近く下げて入眠するのです。
つまり、体温が高ければ下げ幅が大きく取れるので眠つきやすいのです、高体温なら布団に入ったら、ストンと体温が下がり始め、私だと1、2分で眠りに付けます。冷え症では体温を下げられないため、下げ幅が取れず寝付けないのです。また寝てもすぐに目が覚めてしまい、浅い眠りしか取れないのです。
おそらく体温が36.5℃~37℃の高体温の方は、睡眠に困ったことは無いでしょう。しかし36℃以下の低体温の方は、眠れない・疲れが取れないといった睡眠障害とか、疲労が取れないなど、心当たりがあるのではないでしょうか。
良い睡眠のためには、重炭酸温浴などで、血流を上げて基礎体温を上げ冷えを治しておくことが大切です。寝る時に冷えるからといって、靴下を履いて寝る人がいらっしゃいますが、これも間違った考え方です。深部体温を足元から放熱して体温を下げたいので、靴下は放熱を邪魔し足から体温を下げることができず、眠りにくくなってしまいますのでお勧めできません。
理想は、お風呂から塩素や化学洗剤やシャンプなど一切の化学物質を排除し、重炭酸温浴だけでぬるめに長く入り、基礎体温を上げておくことが重要です。
靴下は履かず、入眠時にさっと放熱し体温を一気に下げることがポイントです。
私は80歳ですが体温が37℃ありますから、布団に入ればすぐ眠ってしまいます。体温を上げて体温スイッチを自在に操れるようになれば、より質の高い睡眠を得ることができるはずですよ。
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