先日、薬の飲みすぎは危険だと書きました。
今回は抗生物質についてお話しします。
2019年に韓国で人体に使用された抗生物質の量が経済協力開発機構(OECD) 29加盟国中、3番目に多かったそうです。
今後は抗生物質の使用量20%減を目指していくそうですが、他の国のことと他人事では済まないかもしれませんね。
日本でも抗生物質は沢山使われています。
細菌による感染症は抗生物質で治療できますが、
ウイルスは生物ではない(自身の細胞を持っておらず、DNAかRNA どちらか一方しか持たない)ので抗生物質は効きません。
緊急の時、例えば血液に細菌が侵入して、白血球が異常な数値となって命に関わる….ようなとき以外は、抗生物質を常用するのは問題だと思います。
熱症状だけで抗生物質が処方されることがありますが、多用するのはあまりお勧めできません。
人間には口腔内、腸内、お肌にも常在菌が何兆個といて、例えば腸内細菌は抗生物質の多用で大きくダメージを受けるはずです。
免疫をつかさどる良い菌を殺してしまい免疫環境を崩してしまうからです。
【 自然から遠ざかれば病気に近づく 】わけですから、自然の力で病気を治す!ということを前提にしたほうがいいです。
牛や豚や鶏の餌には大量の抗生物質が混ぜてあり、動物が病気にならないように管理しています。
人間は抗生物質漬けの肉や牛乳などを口に入れている場合が多いわけです。
抗生物質に耐性を持つ菌、いわゆる耐性菌が広がってしまうと、人間の健康に大きな権威となっていきます。
そんなことから、風邪や軽い熱症状などでは、抗生物質は出来るだけ処方してもらわないほうが良いと思います。
抗生物質の使いすぎに注意して、困ったときだけ使うように心がけましょうね。
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