あるデータでは2000年頃から婚姻率が急激に下がり、異性に興味がなくなる若者の数も急増し始めたと言われています。
小さい頃から石鹸・シャンプーを使い続けて成人となり、経皮吸収によって化学ストレスを感じ、自律神経が異常を起こし、その影響でホルモンも異常を起こしているというのが私の考え方です。
免疫学の権威として知られる元新潟大学名誉教授の安保徹博士の著書『最後は「免疫力」があなたを救う!』などにも化学物質などの環境ホルモンが生命活動に悪影響を及ぼしていると書かれてありましたので、気になる方はぜひ読んでみてください。
前回お話した『メス化する自然』という本が、20年前になりますが世界でも話題になりました。
将来、子供が全く生まれない時代が到来し、人類も死滅すると予言するなど、化学物質や環境ホルモンなどで、自律神経のバランスが崩れホルモンの分泌異常が起こり様々な障害が起こることが書かれています。
それが今、異性に興味が無い“草食系男子”や不妊症が増えるなど、表面化し始めているのかもしれません。
人間や動物の細胞には解糖系エンジンとミトコンドリアエンジンの2つが同居し、どちらもバランス良く使うことが理想です。
しかし、交感神経が優位の状態だと有酸素で炭水化物もタンパク質も脂質も分解し消化して大量のエネルギーを発生するミトコンドリアエンジンが機能せず、無酸素で炭水化物だけを消化し少量のエネルギーしか生成しない冷えた解糖系エンジンばかりを働かせてしまいます。
どんなに健康的な食事を摂っていても、解糖系エンジンしか動いていないと、炭水化物以外の脂質やタンパク質が消化されず、精子の重要な構成栄養素であるタンパク質が欠乏してしまいます。
また、精子は男性ホルモン(テストステロン)が分泌されなければ精子をつくることができません。交感神経が優位のストレス状態では解糖系エンジン主体となり、男性ホルモンの分泌が抑制されてしまいます。このような現象を「メス化」と表現されているのです。
それだけでなく体は冷えてしまいます。そして糖の無限サイクルが起こり、糖尿病やがんにもなりやすいのだそうです。
解糖系エンジン、ミトコンドリア型エンジンの両方が活発に使われることが好ましく、そのためには平均体温は36.5度以上であることが望まれます。
それゆえ、血流を上げ、体温を高くすることが、自律神経を整える解決策と言えるので、是非、界面活性剤入りの化学洗剤を辞め、重炭酸温浴だけで入浴してみてください。
レスケミカルで副交感神経優位にシフトできる入浴を続ければ自律神経のバランスが変化し、ホルモンのバランスも整っていくことと思います。
特に女性に温まることを推奨しておりますが、このように男性にも是非浸かっていただきたいものです。
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