成功には執念が必要

ビジネス

経産省、北海道局のベンチャー企業のスキルエンジェルとして知り合ったイオスタイルと言うベンチャー企業の監査役をしていることもあり、札幌に出張する度、帰りの千歳空港の売店で娘に頼まれた、生キャラメルを時々購入する。
昨夜TVの特集番組で、此の生キャラメルが田中義剛氏の酪農ベンチャー花畑牧場の商品であることを知った。

高価(850円)だが、とにかく美味いとおもっていたら、大ヒット商品で06年4億円、07年20億円、08年50億円にもなる急成長商品とのこと。
彼は東京でのタレント生活を続けながら、夢だった北海道での牧場ベンチャーを牛一匹からはじめ、14年の間、4億円もの赤字を重ねながら、あきらめず、しつこくチャレンジし、生キャラメルだけで無く、手作りチーズ、カチョカバロまでヒットさせた執念の持ち主らしい。

彼は特別な起業スキルを学んだわけでもなく、特別なビジネス理論を持っているわけでもないのに、14年間、あらゆる情報を集め、試行錯誤の実験を繰り返し、必要ならどこにでも飛んで行き、誰も出来ない、誰もやらない方法を探し出し、食べて1秒で脳に響くようなお美味さが伝わる感動商品を作り上げた。

スキルや理論ではなく、「必ず成功させるんだ」と言う、あきらめない執念がヒットの要因だろう。
勿論スキルも理論も無駄にはならないし有効であろうが、成功するビジネスやフィールドがあらかじめあるわけでも無く、ニーズを解析すれば商品やビジネスが生まれるわけでもないし、過去のヒット商品を解析し参考にすれば新たなヒットが生まれるわけでもない。

あらゆることをやりつくし赤字を10年続けても、此の酪農ベンチャーを成功させるまで、夢に賭け続ける、執念があったからこそ、夢をつかんだものとおもう。
このあきらめない執念が起業家の原点であり、もっとも重要な要素だろうと思うので最初に取り上げてみた。いかがだろうか?

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小星 重治 プロフィール

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